2002.5.12 交通事故で収容(美止々)。2002.6.20野生復帰。2002.8.11鶏小屋を襲って保護(友谷)。2002.8.27センターから脱走。2003.12.15再び同じ鶏小屋に入って保護(友谷)。2003.12.28野生復帰。2004.11.3再再度鶏小屋に入って保護(友谷)。唯一センターからの脱走を成し得た豪傑 06-11-21福岡へ 13.11.7富山へ 2013.12.23から公開 2015/11/19井の頭へ
対馬野生生物保護センターのHPから転載
とらやまの森No.17から
ツシマヤマネコ2頭が山に帰りました
・・略・・
もう1頭(Mm-13:オス(左写真。保護収容時))は、5月12日に上県町の国道382号線上で交通事故で保護されたヤマネコです。最初は事故のショックで目が見えていませんでしたが、次第に回復し、約1ヵ月後には餌を取れることが確認できました。2頭とも、ケージを開けるとうれしそうに飛び出していきました。
その後、無事に生活できているかを確認するため、首につけた小型の電波発信機(約27g)で追跡しています。2頭とも元気に生活している様子です。
野生復帰させたヤマネコの再保護について
投稿者:センター 投稿日:2002/08/13(Tue) 10:04
8月11日(日)、上県町で、6月20日に野生復帰させたツシマヤマネコが鶏小屋に入っているところを発見され、センターで再保護しました。
そのヤマネコは、5月12日に交通事故で道路でうずくまっているところを保護され、6月20日に野生復帰させたヤマネコです。鶏小屋の金網の隙間から入ったものと考えられ、小屋内の鶏は全て(10羽)かみ殺されていました。
体重が、6月20日と比べて大きく減少していた(3,490→2,520g)ので、今後、野生に放すかどうかは、様子を見て検討します。
保護中のツシマヤマネコ脱走
投稿者:センター 投稿日:2002/08/30(Fri) 10:57
鶏小屋に入ったところを保護収容していたツシマヤマネコ(8月13日付けのセンターニュース速報参照:成獣のオス)が、28日夜、センターの屋外飼育舎から脱走しました。この個体は、捕獲時に栄養状態が不良だったため収容して経過を観察していたものです。この件についての現状とセンターがとった対策をご説明します。
1.脱走の経緯
8月27日午後、屋外飼育舎(フェンス・屋根付き)のモニターカメラで姿が確認できないことから調べたところ、隙間をこじ開けて檻の外に出たことが判明しました。28日夕方までは、飼育舎敷地(フェンスのみ)内にいたことから捕獲による再収容に努めましたが、夜になって湊の集落まで移動したことから、本格的な脱走と判断しました。
2.そのツシマヤマネコの現状
そのツシマヤマネコには発信器を装着しており、追跡を続けています。現在上県町佐護地区にいることがわかっています。
収容中の血液検査などによると、特に目立った不調は認められず、体重も徐々に増加していた(屋外飼育舎に移した時点で2,810g)ため、現時点では生命に別状はないと考えられます。また、現在いる場所は、もともと生息していた場所の近くなので、なわばり争いによって他のオスにはじき出されることもないものと考えられます。
ツシマヤマネコの再々保護について(お知らせ) 投稿日:2003/12/16(Tue) 16:32
15日(月)、上県町において、ツシマヤマネコが鶏小屋に入り鶏を襲っているところを発見され、対馬野生生物保護センターに保護しました。このヤマネコは、過去に交通事故などにより保護されたことのある個体で、センターに保護されたのはこれで3度目です。
<詳細>
1.保護された経緯
15日午後8時過ぎ、上県町内の住民が、ツシマヤマネコが所有の鶏小屋に入っているところを発見し、ツシマヤマネコを守る会の山村氏を経由してセンター職員に連絡した。現場に赴いたセンター職員が、そのツシマヤマネコを保護し、午後9時過ぎにセンターに収容した。
そのツシマヤマネコは、開いていた扉から小屋に入り、鶏1羽をかみ殺していた。発信機を装着していたことから、過去にセンターで保護したことのある個体であることが確認できた。
2.個体の情報
(1)性別 オス
(2)年齢 成獣(約2才半と思われる)
(3)体重 4,020g
※ 外見上特に問題はなく、栄養状態も良好と見られる。
3.今後の予定
本日午後に血液採取し、感染症等の検査を行う。結果が出るのを待って(約1週間)、今後の取り扱いを検討する。
4.当該個体の経緯
2002年5月12日 交通事故により上県町ミトドで保護
2002年6月20日 野生復帰
2002年8月11日 上県町友谷で鶏小屋に入っているところを保護
2002年8月27日 センター野外ケージより脱走
(その後もテレメトリー調査により生存は確認されていた)
2003年12月15日 上県町友谷で鶏小屋に入っているところを保護
ツシマヤマネコの野生復帰について(お知らせ)
投稿者: 投稿日:2003/12/30(Tue) 18:33
28日(日)夕方、15日に上県町の民家の鶏小屋に入り保護されたツシマヤマネコを野生復帰させたのでお知らせします。
<詳細>
1.野生復帰
15日に上県町内の集落で保護されたツシマヤマネコの血液検査の結果、特に問題がなく、健康状態が良好だったため、28日(日)午後5時15分、保護された地点から少し離れた山中で野生復帰させた。このツシマヤマネコには、首輪型発信機を装着しており、定期的に行動追跡調査を行う予定。
野生復帰に当たっては、このツシマヤマネコが佐護地内の集落で2度鶏を襲ったことがあることから、同集落で鶏を飼育している住民を対象に住民説明会を行い、野生復帰させることに理解を求めるとともに鶏小屋の戸締りを呼びかけた。
2.個体の情報
(1)性別 オス
(2)年齢 成獣(約2才半と思われる)
(3)体重 3,980g(保護時(15日)は4,020g)
(4)体長 80.2cm(頭胴長 57cm)
3.当該個体の経緯
2002年5月12日 交通事故により上県町ミトドで保護
2002年6月20日 野生復帰
2002年8月11日 上県町佐護の集落で鶏小屋に入っているところを保護
2002年8月27日 センター野外ケージより脱走
2003年12月15日 上県町佐護の集落で鶏小屋に入っているところを保護
2003年12月28日 野生復帰
ツシマヤマネコの4度目の保護について(お知らせ)
投稿者: 投稿日:2004/11/08(Mon) 20:10
3日(水)、上県町において、ツシマヤマネコが鶏小屋に入り鶏を襲っているところを発見され、対馬野生生物保護センターに保護しました。このヤマネコは、過去に交通事故などにより保護されたことのある個体で、センターに保護されたのはこれで4度目です。
<詳細>
1.保護された経緯
3日午前2時過ぎ、上県町内の住民が、ツシマヤマネコが所有の鶏小屋に入っているところを発見し、朝になってからセンター職員に連絡した。現場に赴いたセンター職員が、そのツシマヤマネコを保護し、午前11時頃センターに収容した。
そのツシマヤマネコは、もろくなっていた板壁から小屋に入り、鶏1羽をかみ殺していた。発信機を装着していたことから、過去にセンターで保護したことのある個体であることが確認できた。
2.個体の情報
(1)性別 オス
(2)年齢 成獣(約3才半と思われる)
(3)体重 4,440g
(4)FIV、FeLV検査 共に陰性
(FIV・・・ネコ免疫不全ウイルス FeLV・・・ネコ白血病ウイルス)
※ 外見上特に問題はなく、栄養状態も良好と見られる。
3.今後の予定
4日午前、血液採取し、FIV、FeLVの検査を行ったが、その他の感染症の検査を検査機関にて行う。結果が出るのを待って(約1週間)、今後の取り扱いを検討する。
4.当該個体の経緯
2002年5月12日 交通事故により上県町ミトドで保護
2002年6月20日 野生復帰
2002年8月11日 上県町友谷で鶏小屋に入っているところを保護
2002年8月27日 センター野外ケージより脱走
2003年12月15日 上県町友谷で鶏小屋に入っているところを保護
2003年12月28日 野生復帰
(その後もテレメトリー調査により生存は確認されていた)
2004年11月 3日 対馬市上県町友谷で鶏小屋に入っているところを保護
東京都のリリースから転載
2002年5月12日に、長崎県対馬市で交通事故に遭い環境省対馬野生生物保護センターに収容されましたが、その後回復し、放獣されました。しかしながら同年8月11日、2003年12月15日および2004年11月3日に、ニワトリ小屋にて計3回保護されて、収容されました。その後、2006年11月21日に福岡市動物園へ移動、また平成25年11月7日に富山市ファミリーパークへ移動し、当園には平成27年11月19日に来園しました。当園では非公開施設で飼育していました。
今年の夏ごろから老齢のためと見られる食欲不振などが続き、動物病院にて治療を行ってきましたが、10月27日(土曜日)に死亡が確認されました。