No.14←Fs11 ♀ 2001/12/30に峰町でトラバサミに挟まれて保護。2001年春生まれの個体と思われる。センターに収容後、左前足の足首から下を切断する手術を受ける。手術後8日目には抜糸。保護時には体重1.5kgとやせていたが、2002/1末には2kgを超えた。首周りも太くなり、術後つけていたエリザベスカラーを18日目に外した。左の前足を失ってしまいましたが、自力でネズミを捕まえることができるようになり、エサももりもり食べ、おてんばぶりを発揮。
2002/5/30に繁殖の目的で福岡市動物園に移動。2003/5/14、ジョージとの間にNo.20♂(後の「ふくた」)No.21♀(後の「のり」)を出産した。2004年1月上旬よりNo.12♂(後の「トラジロウ」)と繁殖のために同居を繰り返していたが、3回目の同居を行っていた2004/1/24午前8時過ぎに運動場内で頸部から出血して死亡しているのが発見された。当日中に園内で解剖され死因を確かめた結果、頸部2カ所に血管に達する咬傷がみられたことから、1/24未明頃に何らかの原因に♂との間に闘争が起こり、咬傷を受け死亡したものとみられる。この事故からNo.12♂は繁殖対象から外され、公開個体としての役割を長く努めることになった。(画像:とらやまの森15号より転載)